『2020年のあなたへ』

「作者不明の…台本?」
緊急事態宣言で5月に予定していた劇場公演が急遽中止となり、がっかりな外出自粛生活を送る劇団しがらみ屋台のメンバーたちが、久々にオンラインで集まる。各自やりたい台本を書いて持ち寄り、順番に試し読みしては笑い転げているが、実は今回の生活環境の変化に伴い、それぞれが仲間には言えない悩みを抱えていた。稽古の最後にまだ読まれてない一枚の台本が残る。その台本は不思議なことに「作者」が存在しなかった。
厳しい現実に悩みながらも苦境を乗り切ろうとする演劇人たちの逞しさにエールを送り、未来への希望に繋げる、時空を超えたSFファンタジー。

【市野組】
【市野組】とは、ウルトラマンシリーズでお馴染み映画監督・舞台演出家の市野龍一(プロデュース・監督・脚本・編集)とフラワーアーティストの市野有紀枝(タイトルアートワーク)が、今回の企画のために仲間の精鋭役者たち、内山智絵、三嶋健太、井場景子、冨樫結菜、石倉良信の5人を誘って立ち上げた、在宅リモートドラマ企画製作チームである。実は役者同士は今回が初対面で、顔合わせも、稽古も、その後の飲み会もすべてオンライン画面上でしか会えていない。みんなの夢は、居酒屋でリアルに全員が集まり、グラスとグラスを合わせて乾杯することである。


『溶接』

2020年『with コロナの時代』と言われ、どの職業も工夫をしている。舞台に関わるスタッフの人たちも、ガイドラインを守った上で上演が出来るように様々な工夫をしてくれている。そんな中で、役者は、作品を創る側は、何をしたのか?何をしたかったのか?何が出来たのか?
この話は、役者を辞めて、実家の工場を手伝うようになってから1年間の苦悩を語る・・・というフェイク・ドキュメンタリーである。2021年の夏の終りを想像したドキュメンタリーと紙一重の物語である。
今から1年後の舞台は、どんな道を歩んでいるのか?どんな道を歩んでいけるのか?どんな道を歩みたいのか?ドキュメンタリー風のヒューマン・ドキッメンタリー。

田口智也
栃木県出身。TBS「学校へ行こう!」でデビュー。その後、個性的なキャラクターで映画、TVドラマに出演。映画「かぐや様は告らせたい」「歩いても歩いても」、ドラマ「フルーツ宅配便」「コードブルー THE THIRD SEASON」、CM「楽天カード」「メルカリ」、その他、舞台でも活動中。

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